一言主神社

豊田の田園の松並木の広い参道を行くと500m山麓高台にこの神社がある。立派な社殿で広い境内があり、老大木が茂り苫むしてさすがに古の大社たる風格が十分である。後には屏風のような小高い葛木の前山が背景をなし南の谷は、深く黒い密林に覆われ、太古の神秘境である。この宮地をカミタチといったのは、ここに神が降り立たれた故である。また、この神社は願い事を一言だけ聞いてくれる「一言(いちごん)」さんと親しまれ「無言まいり」の神として広く信仰されています。
     
   
     

土蜘蛛塚

一言主神社境内にあり、昔、神武天皇がカツラで作った綱で、土蜘蛛(賊軍)をとらえ頭と胴と足を三つに切って埋めたという、これから葛城の地名ができたといわれています。