峯山百体観音
衆生救済のため三十三の化身の現して法を説くといわれる観音様は、平安時代の全国的な観音信仰で観音の三十三身に基づいた女性の厄年の三十三才と一体となり三十三ヶ所の霊場を巡回する風習が始まったとされています。弥勒寺縁起によると峯山百体観音霊場が建設されたのは文化五年とされています。西国、秩父、坂東の3ヶ所の霊場の霊場の観音様を祀り、一山を巡れば居ながらにして各霊場を参拝するのと同じご利益があるとされ、厄年の女性の聖地として今日に到っています。